11月6日に開催された CWAJ VVI 50周年記念コンサート は、視覚障害のある方々のためのプログラムを提供してきた 「視覚障害者と交流する会(VVI)」 の50年の歩みを祝う、輝かしい一夜となりました。
コンサートでは、視覚障害のあるピアニストで 2021年CWAJ視覚障害学生奨学金奨学生 の 菅田利佳さん が、バッハ、ベートーヴェン、ショパン、メンデルスゾーンの作品を心に響く美しい演奏で披露しました。
また、同じく視覚障害のあるソプラノ歌手 工藤星奈さん の美しい歌声もプログラムに加わり、会場を魅了しました。
また、同じく視覚障害のあるソプラノ歌手 工藤星奈さん の美しい歌声もプログラムに加わり、会場を魅了しました。
秋篠宮妃殿下にご臨席賜りましたことは、CWAJにとりまして大きな光栄であり、本コンサートをより記念深いものとしてくださいました。
秋篠宮妃殿下のご臨席の詳細については、宮内庁公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/photo/31176
満席となった会場は、利佳さん、星奈さんの素晴らしい演奏と、親しみあふれるお人柄に来場者はすっかり魅了されました。
また、当日はCWAJが長年にわたり親密な関係を築いてきた、視覚障害者支援に取り組む団体および関係者の皆さまにもご来場いただきました。
ご参加くださった団体は、日本点字図書館、視覚障害者職能開発センター、東京ヘレン・ケラー協会、毎日新聞社点字毎日新聞、取手星の会(点訳)、日本盲人福祉委員会、NPO法人モンキーマジック です。
当日配布されたプログラムは来場者全員のニーズにお応えするため、点字版と拡大印刷版も用意され、またVVI の長きにわたる活動を記した「VVIの50年史」も来場者全員に配布されました。冊子はこちらをご覧ください:https://cwaj.org/wp-content/uploads/2025/11/50-VVI-Ver11_web.pdf
CWAJ会員のマリ・クリスティンが司会を務めました。彼女の温かくプロフェッショナルな司会もこの夜の成功に大きく貢献しました。
出演者について:
菅田利佳さんは、2021年度CWAJ視覚障害者学生奨学金奨学生です。2023年に東京大学を首席で卒業し学長賞を受賞しました。5歳からピアノを始め主要な音楽コンクールで優勝し、海外でも研鑽を積んでいます。2024年には千里フィルハーモニア管弦楽団と共演し、現在は、音楽活動を続けながら外資系金融機関に勤務しています。
同じく視覚障害を持つ工藤聖奈さんは、フェリス女学院大学でピアノと声楽を学び、卒業演奏会に出演しました。ミュージカルや大手CMに出演し、現在は外資系企業で働きながら、演奏活動とボーカル指導を続けています。