CWAJは、日本の視覚障害者社会への長年の貢献が認められ、2025年度ヘレンケラー・サリバン賞の受賞団体に選ばれました。本賞は、視覚障害者の自立と生活の向上に貢献した晴眼者に対し、盲人自身が感謝の意を表する機会を提供することを目的としています。
2025年9月29日、東京ヘレン・ケラー協会奥村理事長から「選考委員会の満場一致の決定」と発表されました。10月10日に東京で行われた授賞式では、祝辞に続き、感謝状とヘレン・ケラーの直筆サインが刻まれたクリスタルトロフィーが贈呈されました。
ハイディ・スウィートナム会長は挨拶の中で、CWAJの「視覚障害者との交流の会(VVI)」が今年で50年を迎えることについて述べました。1975年以来、VVIは視覚障害のある学生や成人のニーズに応えるプログラムを実行してきました。その目的は、教育の促進、異文化交流、そして視覚障害者コミュニティとの友情を深めることにあります。CWAJボランティアは、日本視覚障害者職能開発センターで週1回の英会話クラスを実施し、視覚障害者の就職機会向上を支援してきました。年約3回の英語による交流会を開催するほか、筑波大学附属視覚特別支援学校と協力し、英語検定試験対策用に模擬試験インタビューの指導も行っています。
また、CWAJが毎年開催する現代日本版画展では、「視覚障害者と楽しむアート」(ハンズ・オン・アート)を併設しています。委員会は長年、日本点字図書館と連携し、展示作品のうち4~5点を触図作品に制作。視覚障害のある方々も展覧会を楽しめるようにしています。またCWAJはこれまでに870名以上の学生に奨学金を授与しており、そのうち84名が視覚障害学生です。
CWAJ奨学金受給者であり、本年度VVI共同代表を務める中瀬恵里氏は、東京ヘレン・ケラー協会からの栄誉ある受賞に感謝の意を表し、視覚障害者としてのCWAJとの個人的な関わりについて語りました。式典後、CWAJ副会長のモスコウィッツ・ヨウコ氏は、CWAJが有意義な関係を築く上で「個人的な触れ合い」が最大の強みの一つであると述べました。CWAJが視覚障害者コミュニティと築いてきた長年の関係は、会員の多様性への理解を深め、世界に対する視野を広げるきっかけとなっています。