CWAJ EXPO2025(関西・大阪)パネルディスカッション- 教育を通じたエンパワーメント、CWAJ – 女性が女性を支える

CWAJは2025年大阪・関西万博のウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier内の「WA」スペースにてプレゼンテーションを行うという、素晴らしい機会に恵まれました。7月25日に開催したCWAJの60分プログラムは、午前午後二回のセッションとも満席となり、延べ160名が参加する盛会となりました。

本プログラムの目的は、CWAJのミッションである「奨学金を通じ、女性及び視覚に障害のある方々がその能力を最大限に発揮し、社会貢献を果たす道筋を支援する」ことを広めることでした。さらに、CWAJが提供するプログラムを含む、国際文化交流の機会を追求することの価値と重要性にも焦点を当てました。これらの目的は、3名の優秀なCWAJ奨学生による発表を通じて達成されました:石川凛(2023年度CWAJ Cartier奨学生)、大胡田誠(2005年度CWAJ視覚障害学生奨学生)、サンギタ・ダス(2002年度CWAJ外国人留学生大学院女子奨学生)。高等教育が機会を提供するだけでなく、社会のニーズに応える新たな道を探求し創造する可能性をも秘めていることが示されました。発表後は、2023年度CWAJ外国人留学生大学院女子奨学生エリザベス・ガマラ氏による質疑応答が行われました。ガマラ氏は現在、米国パビリオンでユース・アンバサダーとして活動中です。ガマラ氏が連れてきてくれた7名の若手男女ボランティアは、プログラムに国際的で若々しい雰囲気をもたらし、大いに貢献しました。

観客およびEXPO主催者からの反応は非常に好意的でした。また、参加者全員にCWAJ年次報告書を配布したこと、当イベントがEXPOビジターアプリに掲載されたこと、EXPOテーマウィークウェブサイトに掲載されたこと(後日テーマウィークYouTubeチャンネルに動画が投稿されます)により、CWAJの認知度向上にも寄与しました。

パネリスト

石川凛(2023 年度 CWAJ Cartier奨学生/海外大学院留学)

経営戦略コンサルティング

京都大学農学部を卒業後、複数の食農系スタートアップでの経験を経て、2024年オックスフォード大学でMBAを取得。現在はグローバルコンサルティングファームにて経営戦略コンサルティングに従事。CWAJ Cartier奨学金の受賞者で、持続可能な食料システムの構築を目指す。

 

大胡田誠(2005 年度視覚障害学生奨学生)

おおごだ法律事務所, 代表弁護士

慶應義塾大学法学部卒業、2006年慶應義塾大学大学院法務研究科修了、2007年、日本で3人目となる全盲弁護士となる。CWAJ視覚障害学生奨学金受賞者。2019年におおごだ法律事務所を開設、困難にある人々を支える。著作も多数。『全盲の僕が弁護士になった理由』はテレビドラマ化された。

 

サンギタ・ダス(2002 年度外国人留学生大学院女子奨学生)

建築家、NGOコンサルタント、慶應義塾大学上席所員、バングラデシュCOAST財団、RIKA India、NHK ワールド・ジャパン

バングラデシュ出身。インドで建築を学んだ後、来日。東京工業大学で人間環境システム専攻の修士号取得(CWAJ奨学金受賞)。JICAやNGOで災害や環境管理関連の仕事に従事。現在はバングラデシュと日本のNGOのコンサルタントとして活躍。

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