CWAJでは2013年以来毎年、福島県須賀川市にて開催される田善顕彰版画展で田善賞を受賞した小・中学生2名をCWAJ現代版画展に招待し、受賞作品を会場で展示しています。今年も10月21日、藤原夏希さん(中2)と小山田紗衣さん(小5)が家族とともに代官山の版画展会場を訪れました。
田善顕彰版画展は、江戸時代後期に日本で初めて銅版画による地図や解剖図を完成させた亜欧堂田善を記念して、須賀川商工会議所青年部が同市内で開催している小中学生の版画展で、毎年3000点を超える応募があるということです。CWAJ現代版画展への受賞者招待は、東日本大震災後のCWAJ福島支援プロジェクトの一環として始まったものですが、幼いころから版画に親しんだ子どもたちの作品は伸びやかで楽しく、毎年来場者の注目を集めています。
会場をまわって多彩な版画を熱心に鑑賞した受賞者の二人は、版画制作に対する興味と意欲をさらに深めたようすで、中学生の藤原さんは将来大学で美術を勉強したいと語っていました。
田善賞受賞者のCWAJ版画展訪問の記事が、11月8日付の「阿武隈時報」に掲載されました。
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「縁側と猫」(銅版画)藤原夏希
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「習字を書くわたし」(木版画)小山田紗衣