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「2020 CWAJ Open Print Art Gallery」特別イベント 版画家廣田雷風によるアーティスト・トーク

廣田雷風 アーティスト・トー

2020年10月24日(土曜日)

午前10:30 – 11:30 廣田雷風氏による講演(CWAJ会員以外の方、晴眼者も参加いただけます)

午前11:30 – 12:00 視覚に障がいのあるの方のための会話の集い。日本語による会話、英語による会話のどちらかをお選びいただけます。

CWAJ現代版画展では例年、視覚に障がいのある来場者のために、数点の版画を立体コピーにして、説明を聞きながらさわって楽しんでいただく「ハンズ・オン・アート」というプログラムを実施しています。今年はオンライン展覧会になり、このプログラムは実施できませんが、代わりにユニークなアーティスト・トークを企画しました。

               

色が奏でる魅惑のハーモニー

廣田雷風は1947年神奈川県に生まれの人気アーティスト。CWAJ現代版画展には過去14回出品しています。 2000年にカタログの表紙を飾った初出品作「ポロネーズファンタジー」は音楽をテーマにした楽しい作品でしたが、これと同じように今年のCWAJ Open Print Art Gallery (https://cwaj-gallery.jp) への出品作「裸のピアノ」にも作家の音楽への情熱とピアノへの憧憬が感じられます。作家にとってピアノとは喜びと驚きにみちた神秘的な存在で、その中をいたずらっぽくのぞき込んでいるような躍動感あふれる作品です。

作家がリノカット版画の奥深さに気づいたのは幼稚園の美術の先生として働いていた二十代の頃です。それ以来、試行錯誤を繰り返しながら独自の手法を確立してきました。

廣田雷風の作品の特徴は何よりその色の鮮やかさと油絵を思わせる深みのある微妙な風合です。今回のトークでは、この素晴らしい色の秘密を「裸のピアノ」および「茶運び人形」(2019年第63回CWAJ現代版画展出品作品)の制作過程の写真をご覧に入れながら解き明かしていきます。一枚のリノリウム版を彫り進め美しい多色刷りの版画を作り上げていく過程は驚くばかりです。

「茶運び人形」は、第63回CWAJ現代版画展において、視覚障がい者のための「ハンズ・オン・アート・プログラム」で紹介されています。この作品は、版画展終了後、作家により日本点字図書館に寄贈されました。今年は、「はだかのピアノ」の立体コピーを作成しました。アーティスト・トークに参加ご希望の視覚障がい者の方には、この立体コピーを事前に送付します。

Zoomを利用して行います。参加には事前登録が必要です。

下記よりご登録ください。事前にZoomへのリンクをお知らせします。

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