College Women's Association of Japan
検索
Close this search box.

創立75周年を迎えて

―75年のあゆみとその先へ続く未来―

一般社団法人CWAJ(以下CWAJ)は、2024年に創立75周年を迎えます。国内外の女性会員が集まってボランテイア団体を立ち上げて75年。教育と芸術の二分野で、異文化交流を重ねながら社会貢献活動を行なってまいりました。息長く活動と発展を続けてこられたのも、ひとえにCWAJの取り組みに深いご理解を示してくださる関係者の皆様の長きに渡るご尽力とご支援のお陰と、心より感謝申し上げます。創立75周年特設ページでは、CWAJのこれまでのあゆみを振り返り、未来への挑戦を続けるCWAJの活動を紹介してまいりますので、ご一読いただければ幸いです。

教育支援で未来への飛躍をサポート

東日本大震災後、福島県で活躍する看護師の誕生を支えたCWAJ福島支援奨学金は一例にすぎません。コロナ禍での看護学生奨学金、海外大学院留学生への奨学金など、CWAJはさまざまな奨学金を提供し、多くの優秀な人材を世界に送り出してきました。

1949年〜1972年       海外へ進学する留学生へ渡航費を授与

1972年〜現在              国外大学院へ進学する日本国内在住女性へ奨学金を授与

1988年〜現在             国内大学院へ進学する外国人女性へ奨学金を授与

1978年〜現在               大学へ進学する視覚障害者へ奨学金を授与

CWAJ福島支援奨学金2012-2013奨学生、羽根田紘子さん

国際交流で豊かな多文化理解を育む

1949年、わずか数年前まで「敵対国」であった日米の女性数人が集まり、日本の将来を担う若者の高等教育支援活動を開始しました。1953年には活動の趣旨に賛同したルーズベルト米国大統領夫人が昼食会に臨席され、また、ハル・ライシャワー元駐日米国大使夫人は、名誉会長として6年間、CWAJの活動を各方面から支えてくださいました。現在も善意と友情の輪を育む場所として、25カ国の異なる国籍の女性がつながり続けて日々活動を展開しています。日本を離れた会員も引き続き海外会員として活躍しています。

提供元:The Japan Times

アートコミュニティとの協働による版画展

1956年に留学生の渡航費援助のために初開催されたCWAJ版画展は大成功をおさめ、その後、日本版画研究家のオリヴァー・スタットラー氏と養清堂の阿部雄治氏のご尽力もあって、コロナ禍にも中断することなく70年近く毎年、開催されています。その間、節目のたびに皇后陛下(現上皇后陛下)をはじめ皇室の方々にご臨席いただき、温かいご支援を賜りました。またキッシンジャー米元国務長官に版画をご購入いただくなど、国際社会からも高い評価を受けています。海外展も英国、米国、オーストラリアで過去7回開催し、2025年には米国ケープコッドで3回目の版画展を企画しています。CWAJ現代版画展の純益はすべて奨学金の原資となりますが、同時に日本版画の魅力を広く国内外へ発信し、CWAJヤング・プリントメーカー賞等で若手作家の育成に注力するなど、版画芸術の普及と振興のために今日も重要な役割を担い続けています。

提供元:The Japan Times
未来への展望を見据えて

75周年記念委員会は、次のさらなる75年の法人発展に向けて、新たなプロジェクトを検討中です。社会のニーズに果敢に取り組み続け、次世代を担う人材の高等教育支援を続ける使命の達成には、国内外の皆さまとのつながりとお力添えが引き続き必要不可欠です。今後も引き続き、ぜひご支援を賜りますようお願い申し上げます。

75周年記念イベント

75周年記念イベントのお知らせについては弊法人 英語特設ページ「75th Anniversary」をご覧ください.